
猫博士(ねこはかせ)は、感染症学・免疫学・薬理学など各分野の専門家が連携して設立された研究チームです。
創設メンバーは、ペンシルベニア大学で微生物学・ウイルス学・寄生虫学を学び、エモリー大学医学部にて博士号を取得。その後、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)で研究に従事してきました。
これまでの研究経験と知見をもとに、猫の感染症および免疫疾患に対する新しい治療アプローチの研究を進めています。
現在も国内外の研究者や臨床獣医師と連携しながら、臨床データの蓄積と解析を行い、より実用的な治療方法の確立を目指しています。
主な研究・治療分野
・猫伝染性腹膜炎(FIP)
・難治性口内炎
・猫白血病ウイルス(FeLV)
・猫免疫不全ウイルス(FIV)
・猫パルボウイルス感染症
・慢性鼻炎・猫呼吸器感染症
など
これらの疾患に対して、従来の対症療法にとどまらず、ウイルスそのものに対する治療アプローチの研究を進めてきました。
その研究の成果として、臨床現場で応用されている治療プロトコルを確立し、現在も実際の臨床で活用されています。
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猫伝染性腹膜炎(FIP)
抗ウイルス療法の進歩により、FIPは現在では治療可能な疾患となりました。
猫博士では、猫の状態に応じた最適な薬剤選択と合併症管理の研究を進めることで、治療後の短期および長期の再発を防ぐことを目指した治療アプローチを確立しています。

慢性鼻炎・猫呼吸器感染症
長期間にわたり、再発を繰り返す頑固な症状に対しては、従来は一時的に症状を抑える対症療法が中心とされてきました。
猫博士では、総合的な治療アプローチを研究し、根本的な改善を目指した治療法の確立に取り組んでいます。

難治性口内炎(FCGS)
従来は抜歯、 ステロイド、抗生物質などによる対症療法が中心とされてきました。
猫博士では、ウイルス感染と免疫反応に着目し、抗ウイルス治療から抗炎症管理までを含めた、根治を目指した臨床応用可能な総合的治療アプローチを確立しています。

猫パルボウイルス感染症
猫パルボウイルス感染症(FPV / FPL)は、猫の感染症の中でも特に致死率が高く、集団感染が発生した場合には多くの猫が短期間で死亡することもある、長年にわたり最も恐れられてきた疾患の一つです。
猫博士では、急性期の重症症例に対する臨床治療プロトコルを確立し、従来は約10%程度とされていた治癒率を、臨床データでは約90%まで改善しています。

猫エイズ・白血病
(FIV・FeLV)
従来は有効な治療法がほとんどなく、対症療法が中心とされてきました。
猫博士では、抗ウイルス治療により体内のウイルス量を低下させ、発症リスクの抑制を目指した研究を進めています。
また、すでに発症している症例に対しても、抗ウイルス治療と合併症管理を組み合わせることで、病状の進行抑制や生活の質(QOL)の改善を目指した治療研究を行っています。
さらに、治療経過の中でウイルス検査の転陰が確認された症例も報告されています。

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